アドラー(1)
昨日から、「嫌われる勇気」を読み始めました。
「嫌われている」という言葉は、今まで生きてきて何千回も何万回も、自分に対して繰り返し心で呟いてきた言葉です。
自分の心と身体は、「嫌われている」という言葉でできていると言っても良いほどです。
アドラーの思想も、この本のあらすじも知りませんが、この「嫌い」という文字に興味を持って、手にしました。
読み進めて早い段階で、「トラウマ」という言葉が出てきました。
私には、たくさんのトラウマと思われる記憶があり、何かを成し得ようとする度に支配され動けなくなってしまいます。
その過去と、影響を受けている現在は、自分では変える事はできない。
変えられる可能性が少しでもあるとすれば、カウンセリングに繰り返し通う事しかないと思い込んでいます。
それが、アドラーは「トラウマは存在しない」と言っているのです。
過去が原因するのではなく、その経験の中から目的にかなう物を見つけ出している。
「原因論」と「目的論」という、2つの対照的な考え方があるようです。
それを理解すれば、私のトラウマだと思っていた記憶も解消されるのでしょうか。
期待を持ちながら、さらに読み進めて行く事にします。